THE REAL WORLD  Second Season 「麦藁帽子の下で……」
[ 第十四章 ☆ 朱と白と]

「ロビンは上の方にいるはずよ」

「上って……正確にはどのあたりなのか、わからないのか?」

 質問に、ハルカが力なく首を横に振った。

 ここの広さを考えると『冗談だろ?』と訊きたい気分にさせられるが、どうやら冗談抜きらしい。

「わかっているのは、おそらく保管階層のどこかにいる。それだけよ」

「保管階層?」

「あなたと私が初めて会った、上から二番目にある場所(ブロック)よ。
 ここにもあるけど、これと同じようなカプセルが無数に並べられた区画 があったでしょう?」

「ああ、それならおぼえてる」

 わざわざ彼女に説明されるまでもない。

 この遺跡に潜ってから、おそらくまだ二日とたっていないんだ。

 彼女と初めて顔を合わせたのだって、半日かそこらしかたっていないのだから忘れるはずがない。

「保管区はいくつもの階層にわかれてるの。私達が会った保管区だけで十階層くらいはあるわ」

「その中から、あの子を探し出さなくてはならないのか」

「それも時間制限(タイムリミット)付きよ。あんまりのんびりしていると、ここは水没するわ」

「水没?」

「水が流れ込んできて、遺跡全体が水で埋まるわ。まるでここには初めから何もなかったかのようにね……」

 そう言った時、気丈な彼女の顔に影が差す……

 でもそれはほんの一瞬―――次の瞬間には、彼女は強い光をその目に取り戻していた。

「この遺跡の中で、永遠に浮遊する水死体になりたくなかったら急いで。エレベーターの使い方はわかる?」

「以前別の遺跡で乗ったことがあるから、なんとかなる」

「なら二手に分かれましょう。私は下から、あなたは上から探して―――」

「というわけで、いまは俺一人、エレベーターで上の方へとあがってきたわけだが」

《………二人》

 頭の上から、なにか声が聞こえた。

 こういう場合、俺の知る心当たりは一人……だな。

「ン?なにか言ったか、パム?」

《二人ッ》

「二人?」

《ウン。ラウルがいったい誰に言っているのかはしらないけれど、エレベーターに乗っていたのは二人だよ》

「もう一人はどこにいるんだ?」

《アタシ》

「………」

《…(にこにこ)…》

「こうしていまは一人と一匹が、エレベーターであがってきたわけだが」

《ちょっとぉ!》

「たわけ。一人前に認められたかったら、自分で飛べ(走れ)」

 ハルカと別れてから、俺たちはエレベーターをつかってこの階、保管区の一番上まで来た。

 保管区についてからは、ひたすら走ってる。

 とにかく、時間がない。

 あとどれくらい制限時間があるのか、詳しいことは知らない。ゆっくりあるかもしれないし、数秒後に始まるのかもしれない。

 のんびりしている余裕はない。絶対ない、思いっきりない、どうしようもない。

 とにかく、目的は一つ。あのロビンって子を見つけることだ。

 すばやく、一分一秒を争うくらい急いで探し出さなくてはならない。

 もしも制限時間(タイムリミット)を超えたら、溺れ死になんてオマケがついてくる。

 緊迫した状況だ。

「そんな時に、人の頭にのんびり座っているなんて思うと、さすがに腹も立ってくるというもんだろう?」

《人聞きの悪いこと考えないでよっ アタシだって頭(ココ)の上から女の子、探しているんだからね!》

「翼があるんだから、飛べばいいだろ?」

《身体が小さいから、ラウルの速さにあわせていたらすぐに疲れちゃうのっ》

「そーかそーか、じゃあ大きくなるまで『一人(ひとり)』前に扱ってもらうのはガマンしような〜」

《あっ……ず、ずるいよッ いくらアタシが成長期(のハズ)だからって、ラウル達みたいに大きくなれるわけないじゃない!》

「それもそうだな、あはははッ」

《笑い事じゃないよっ》

 実際、笑っている場合じゃないな。

 一刻も早く探し出さないとッ

「パム、お前の言葉を信じてやるから左を捜せ、赤い髪がイイ目印になるッ 俺は右を捜しながら走るから!」

《初めからそう言いなさいよぉ!》

 左右をカプセルに挟まれて出来た通路を、奥へと走りつづける。

 カプセルは三、四本ごとに一つの固まり(ブロック)にされていて、固まりと固まりの間にヒト一人通るのに不自由しない程度の通路が設けら れていた。

 俺達はそういう縦横にめぐらされた細い通路を走りながら、女の子を探しているわけだ。

「こうやってカプセルの中で『眠る人々』が立ち並ぶ光景にも、かなり見慣れてきたな。慣れるってことが、少し怖い気もするけど」

 なんせ当たり前に考えれば、人々は水の中、水死体と大差ないような光景だ。

 いくら完全な死ではないと知っていても、この様子は生理的に気持ちのいいものではない。

 『意思がない』という意味では、彼らは確かに『生きていない』のだから。

「しかしこの人々と、タクアの言う『時の贄』ってのに、何かのつながりがあるのだろうか?」

 よくよく考えてみると俺は、彼からその意味を詳しく聞いた覚えがない。

 もしも生贄という意味なら、ここで眠る人々がその生贄にされた人?

 いや、それは正解ではないはずだ。だいたい、それでは俺の考えも、間違いになってしまう。

 俺の推測だと、この人々はおそらく―――

《ラウル、何かが起きてるッ》

 突然、考え事をする俺の頭の中へパムの叫び声が飛び込んできた。

 パムの声は頭に直接に割り込んでくるぶん、叫び声を上げられると脳ミソにキツイ!

 まるで二日酔いの朝に、大声上げられたような感じだッ

「何かって、なんだよ?」

《わからないけど、何かすごく嫌な事!》

「嫌なこと?」

《……こっち!》

 そう言ってパムは、思いっきり俺の左前髪をひっぱった。

「いでででででっ、コラッ、少しは手加減しろっ」

《こっち、こっちの方ですごく嫌な事が起きてる気がする!》

 ……俺の言うことなんて、まるで聞こえないらしい。パムが必死になって髪の毛を引っ張るもんだから、痛いったら―――

《ラウルッ早くあっちに走って!》

「わかった、わかったから髪の毛を引っ張るな!」

 仕方なくパムの言う通り、左側に身体を向けた。といっても、建ち並ぶカプセルが壁となるせいで、先はまるで見えない。

 もちろんまっすぐその方向に走る事だって出来ない。

「面倒くさいな、まったく………」

 縦横に伸びる通路の中で、斜めに走るには、とにかくギザギザに行くしかない。

 進んでは曲がり、曲がっては進み、また曲がって……その繰り返しだ。

 まっすぐ走るのとは違って、とにかく足が疲れる。

「パムッ もうちょっと詳しくわからないのかよ、この調子じゃ助ける前に疲れっちまうぞ」

《しようがないなぁ、なら奥(まえ)にしばらく走ってよ。まだ少し離れたところみたいだからッ》

「よし、しっかりつかまっていろよ!」

 言うのと同時に、アゴを引いて上体をちぢめる。

 そして―――

「どりゃりゃりゃーーーっ」

「うっひょ〜〜〜〜♪」

 思いっきり、走った。

 手加減無しの全速力、パムなんて振り落とすつもりで思いっきりだ!

《行け〜、走れ〜♪》

「こらパム!ちゃんと状況を把握しているんだろなッ」

《大丈夫、大丈夫!まだまだ先だよっ》

「ったく、仮にも一分一秒を争っているんだぞ!わかってんのか?」

《それなら、ラウルはもっと速く速く〜♪》

 なんか怖がるどころか、楽しんでやがる……

「くっそ〜〜〜ッ」

 走った。

 ひたすら走った。

 どれくらい走ったかと言うと、

 走った、走った、走った、走った、走った、走った、走った、走った、走った、走った、走った、走った、走った、走った、走った、
 走った、走った、走った、走った、走った、走った、走った、走った、走った、走った、走った、走った、走った、走った、走った。

 ってくらい、走った。

 ………

「一体ココはどうなっているんだよ!走っても走っても奥の壁にたどりつかないじゃないかっ」

 ココは本当にあの村がある丘の、その土の中なのか???

 全速力で走るなんて、普通はせいぜい十秒から十五秒ほど出来ればいい方だ。あとはそれなりで走ってるわけだが―――

「いいかげん嫌になってきた!」

 って叫ぼうとしたとき、なにかが俺の鼻腔をくすぐった。

 パンを焼くときの香ばしいにおいとか、シチューをじっくり煮込んでいるような美味しそうなにおいとは違う。

 あまり好みとはいえない、臭い………

《ラウル、そろそろ向きを―――キャン!》

 独特な臭気に、俺が急停止したもんだから、その勢いでパムが頭から転げ落ちた。

 落ちるのは予想していたから、とりあえず地面に落ちる前に右手ですくい上げてやる。

《ちょっと!いきなり止まらないでって何度も言っているのにっ》

「大事の前の小事、気にするなよ」

《落ちてお尻打つのはアタシ!》

「だからすくいあげてやっただろ?

 ―――それより、臭わないか?」

《臭うって、なにが?》

「香りがいいとか、クサいとか、そんなのではなくて……どことなく、嫌なにおいだ」

《嫌なにおい?……アタシの嫌な感じと、同じなのかなぁ》

「……パム、お前が感じた『嫌な感じ』ってのは、あとどれくらい先なんだ?」

《もうそんなに遠くないと思うよ。そろそろ左に曲がってって言おうとした時に、ラウルが止まったから》

 左か。

 もしパムが感じたのと、俺が気付いたこのにおいの元が同じものなら、近づくのは覚悟が要るかもしれない。

「よし、左に行くぞ。今度は急に止まっても落ちるなよ」

《言ってくれればいいのにっ》

「言える余裕があれば、考えてやるよ」

 腰のベルトから使い込んだ短剣を引き抜いて、俺は再び走り出した。

《ラウル、近いよ………》

 ささやくようなパムの声に、無言で頷いた。

 俺にも、もう『なにか』が近い事はわかっている。駆け寄るに連れて、あのニオイが濃くなっているのがハッキリわかっていたからだ。

 そのにおいを嗅いだ者の多くは、確実に不安や不快を感じる。そんなにおいがあたりに充満していた。

「パム、なにがあっても対応できるように、ちゃんと構えとけよ?」

《りょうか〜い♪》

 ………

 なんか、緊迫感ないなぁ。わかってんのか、こいつ?

 首をかしげながらも、足音を殺して先を急ぐ。

 何かが近い。それはわかるだけに、慎重にあたりを警戒する。

 ―――なのに、なかなか目に見える変化は現れない。

 物音すらしない。

 次第にジレてくる自分の我を、理性で押さえつけながら少しずつ足を運ぶ。

 そしてそれを見つけた。

「!!」

 それまでの見慣れた光景からの突然の変化に、俺は横面を突然、思いっきり殴られたような衝撃を受けた。

 パムが口元を押さえて、顔をそむける。

「これは…」

 左右の通路、そこも同じようなカプセルが並んでいる。

 ただそこは、今までと同じような見慣れたものとは明らかに違った。

 カプセルというカプセルが、壊れている―――いや、割られていた。そして床には大勢の人々が床に倒れている。

 しかも、よく見るとどの身体にも首に紅い一筋の線が見てとれた。そこから流れ出たもの、それが臭いの正体だろう。

《ひょっとしてこの紅いのって……》

「………間違いなく、血だな」

 おそらくカプセルの中の液体と混ざり合ったせいだろう。人の血を薄めたような、朱色の液体が床を染めていた。

 思わず自分で自分の目を疑いたくなる。

 でも目を閉じたところで、鼻が現実を証明していた。

 決して広いとはいえない通路だが、その床一面が朱に染められ、人々の裸体が朱い中に白いコントラストを浮かべている。

「ひどいな……」

《……アタシ、中に入ってていい?》

「ああ」

 返事を返すよりも先に、パムは俺の懐へともぐってしまった。

 正確な正体はわからないままだけど、どうのこうのと言っても彼女は妖精の一種だ。

 不幸をばら撒き,生き物の苦しむ姿を見て喜ぶ邪妖精ならともかく、生命を賛歌する妖精にとって、この光景は相当きついのだろう。

「俺だって、好きじゃない……」

 だが、好き嫌い言っている時じゃない。

 顔をしかめながら片ヒザを床につく。背を向けて倒れている裸体を、抱き起こして仰向けに返してみた。

 朱に濡れた乳房があらわれ、その身体が若い女性のものだということがわかったが―――少なくともそこに美しさはなかった。

「………」

 女性の身体を仰向けに返すと、その首が後ろに開いてしまった。

 真っ赤に染まった切り口は綺麗すぎるほどで、何度も斬りつけたような跡はない。

 おそらく骨すらも一撃で、首の皮一枚残して斬ったのだろう。

「スゴい腕だけど、とても好きになれそうにないな……」

 俺はその女性の体を、再びうつぶせに寝かせた。

 女性の顔に苦痛の表情がなかったことは、俺にとっては救いになるだろう。

 なぜなら、もし夢に彼女が出てきたとしても、闇を切り裂くような悲鳴だけは聞こえずにすみそうだから。

「……しかし、酷いな」

 立ち上がってあたりにあの子の姿を探してみたが、見える範囲には目を覆いたくなるような光景ばかりだ。

 背後の整然と並ぶカプセルの様子との差異(ギャップ)を思うと、まるで夢の中にいるような気がしてくる。

 しかし目の前にあるのは現実。

 ホホをつねったって、夢から覚めることはない。むしろもう一度、夢で見るかもしれない分たちが悪いかもしれない。

「……パムのこともあるし、早くあの子をみつけて脱出しよう。俺だってこんなところに長居はしたくはない」

 通路に倒れる人々の身体を踏まないように、気をつけながら奥へと足を進める。

 しかし歩けど歩けど、朱と白のジュウタンは途切れることもなく奥へと続いていた。

「無事だと、いいのだけど……」

 この光景を目の当たりにしていると、そう思わずにはいられない。

 

  パシャァァッ

 

 すぐそばで、水音がした。

 とっさに後ろを振り向く―――が、誰もいない。当然、前にもいない。

《ラウル……この、向こう側かも》

 パムが声をひそめて(彼女の声は音ではないので意味はないが)教えてくれた。

 目を懐に下ろしてみると、パムが俺の上着から顔だけ出していた。彼女の視線のその方向には、カプセルが並んで壁になっている。

「パム,顔色悪いぞ」

《ちょっと,死気に中てられたかな……》

 そう言って彼女はちょっと笑って見せたが、無理をしていることは簡単に見てとれる。

「辛いだろ、先にも上(そと)にあがっておかないか?」

《ン、でも大丈夫だよ。それに、アタシはラウルから元気もらっているんだから、離れちゃったらもっと苦しいよ…》

「そうか? なら中で寝てろよ。地上(そと)に出たら起してやるから」

《ウン………負けたりしないでよ?》

 パムも気付いていたらしい。この向こうに居るのが、この光景を作った張本人なら、俺も襲われる可能性が高いハズだ。

 そしてその腕も、斬り口から想像するなら、相当たつはずだ。

「大丈夫だ、負けるつもりはないよ」

 即答してやると、少し安心したらしい。パムはちょっと微笑むと上着の中に戻った。

 それを確認してから、短剣を構えなおす。

「さて、行くか……」

 

 

 パムの言う通り、カプセルの向こうに男が一人いた。

 向こうと変わらないほど朱(あか)い通路に、いくつかの身体が倒れている。

 その中で浮かぶように黒髪、黒服、黒メガネと、全身黒づくめの身体が立っていた。

 ただ、その手には刃物(ぶき)がない。

(彼は、この惨状を作った本人ではないのか?)

 ふとそんな考えが脳裏をよぎった。

 でもそんな疑問はすぐに吹き飛んだ。なぜなら、彼の足元に短剣が立っていた。

 それはかなり大ぶりなモノで、厚く、幅広な剣身は並の短剣とは比較にならない。おそらく下手な手斧並みの破壊力が想像できる。

 だが、俺が驚いたのはそんなことじゃない。

 俺が驚いたのはその短剣がつきたてられているモノ―――それが、あの赤毛の少女だということだ。

「!!」

 きっと抵抗も何も出来なかったのだろう。床に仰向けに横たわる身体に、目立つ怪我はない。

 腹部に深く突き立てられた短剣と、その短剣を中心にして紅く濃い大輪の花が白衣に描かれていること以外は。

「……お前は、誰だ」

 冷めた声で、俺は我に返った。

 思わず背筋が凍るような、そんな感じすらする声だ。

「ただの通りすがりの冒険屋………

 ―――それより、この惨状はあんたがやったのか?」

「なにも……悲しむことはない」

 男の顔がこっちを見ている―――

 目は黒メガネで見えなかったが、それでも『目をそらしたい…』と、強く思った。

 俺は、恐怖を感じていたのかもしれない。

「恐怖することもない―――これは全て人形だ」

 その声が一体なんと言う意味を持っているのか?

 それを理解するのに、俺は二呼吸ほどの時間が必要だった。そしてそれを理解できたとき、男の顔を正面からにらむ俺がいた。

「人形?」

「そうだ」

 人形なら壊していいというのか?

 いや。それ以前に、こんな赤い血の流れる人形があるのか?

 ついさっきまで、俺が話しをしていた相手だぞ?

「……さっきまで怒って、にらんで、笑っていたのが、人形だと言えるのか?」

 一歩、前に―――男に向かって踏み出す。

「ここに転がっているのは、全てこの過去の遺物で造られた物だ。産まれてきた者ではない―――人形だ」

「……なぜそう言えるんだ」

 俺はさらに足を前に出した。

 二歩、三歩―――あと一歩踏み込めば男に手の届く位置まで歩み寄った。

「彼女には心があった。確かに生きていた」

 

 ―――ナイフを使って驚かせた。

 ―――どうでもいいことでも、いいかげんにされることを嫌っていた。

 ―――『もう疲れた』なんて似合わないことを言っていた、マセた感じの少女。

 

 片ヒザを床につき、少女の頬に触れてみる。濡れた顔は、すでに冷えていた。

 俺はその紅い花弁のような、血で染まった白衣に立つ短剣に手をかけて、力を込め―――引き抜くのをやめた。

 万が一を望むなら、剣を抜いて血を吹き出させてしまうようなことはさけた方がいいだろう。

 そのかわりそれ以上に冷えることがないようにと、抱き上げてそばに倒れている他の遺体の上に横たわらせた。

「念のために確認しとく」

「………」

「あんたが、やったんだな?」

「………」

 男は、無言で頷いた。

 

 プッッ

 

 俺の中で、なにかが確実にキレた。

「ゆるさねえ!」

 ..........to be continued...........
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「麦藁帽子の下で……」 第十四章 ☆ 朱と白と

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